↓動画でもアップしました!(2022年12月19日公開)
食器用、台拭き用のふきんみなさんどうやって洗っていますか?
洗濯機で洗う!?手洗いだけですます!?
何でどう洗えばいいのか、その理由も含めて解説していきます。
まず、ふきんの洗い方で論争になるのが「手洗い」か「洗濯機で洗う」
洗濯機で洗う人の一番の理由が「楽だから」「きれいになるから」と機械を信頼されていますが、
それに対するアンチ意見として「下着等を洗っている機械でふきんも洗うなんて…」
さらにそれに対しては「洗剤が優秀で除菌ができているから洗濯機でも問題ない!」
さらにさらに…「それなら洗濯槽洗浄剤なんて必要ないじゃない!」←たしかに
売られているということはやっぱり洗濯槽は汚いのか…
などなど…議論に終わりがつきません
ふきんを長年製造しているメーカーとしての答えは、ズバリ「手洗い」です。
洗濯機が汚いとかそういう理由は関係なく手洗いを推奨しています。
ふきんに使用している生地は一般的なタオル等と違い、
生地目が荒く柔らかい素材を使っているので、
洗濯機の洗う力で生地が傷んでしまう可能性が高いからです。
それでも洗濯機で洗いたい!という方は、ふきんを洗濯ネットに入れて、
洗濯機の弱流モードで洗うことをおすすめします。
お使いのふきんがタオル地のようなパイル織物の素材なら問題なく洗濯機で洗えます。
次に使用する洗剤ですが…
ふきんに付着する汚れは大きく「水性の汚れ」と「油性の汚れ」に分けられます。
水性の汚れは水で洗えばある程度落とせることができますが、
油性の汚れは洗剤成分を使わなければ落ちません。
洗剤成分は原料によって大きく2種類に分かれます。
石けん成分、界面活性剤は水と油を結びつける役割があるので、
油汚れを落としやすいという働きがありますので、食べ物に含まれる油を落とすのに最適です。
石けんを使う場合に注意したいのが、石けん成分以外に何も含まれていないこと。
美容成分や香りが入った石けんを使うと、ふきんにその成分や香りが残ってしまい、
食器やテーブルを拭いたときにそれらが移ってしまう恐れがあります。
石けん成分だけで作られているものを使いましょう。
合成洗剤の場合は「台所用合成洗剤(台所用中性洗剤)」を使用するようにしましょう。
服を洗濯するときに使う洗剤も合成洗剤が一般的で「洗濯用合成洗剤」と表記されています。
どちらも界面活性剤を使用した合成洗剤ですが、
汚れの落ち方以外に大きな違いが二つあります。
1:香り…洗濯用合成洗剤は、服にいい香りが残るように香料が強調されています。
※洗剤の香りが食器やテーブルに移ったら、料理の香りのじゃまになりますよね
2:蛍光増白剤…蛍光染料とも呼ばれ、生地を白く見せるための一種の染料です。
※ブラックライトで白のシャツが青っぽく光るのが蛍光増白剤の影響です。
生地が白くなるなら、白いふきん に最適じゃないの?と思うかもしれませんが、
この蛍光染料というのが実にやっかいな物なのです。
国の食品衛生法では、直接食物に触れる包装容器(紙皿、紙コップ等)、紙ナプキン、
食器用洗剤には「蛍光染料を使用してはならない」と法律で決められているのです。
ふきんメーカーとして、食品に触れるものに対して蛍光染料の使用が禁止されているのに、
食器をふくふきんに蛍光増白剤(蛍光染料)を使用するのはよくないのでは!?
という思いから、ふきんを洗うときは、ふきん用の石鹸か台所用中性洗剤の使用をすすめています。
※洗濯用合成洗剤の中には蛍光増白剤が入っていない商品もあります。
※蛍光増白剤がただちに影響をおよばすという見解ではございません。
※弊社商品の白いふきんには蛍光染料は使用していません。
【普段の洗い方】
・洗い桶にぬるま湯を張り、台所用中性洗剤を数滴垂らしてよく混ぜる。
・つけおきした後、よくもみ洗いする。
・水でよくすすぎ、よくしぼってから広げて干す。
※石けんを使用する場合は、ふきんに直接石けんをこすりつけてからつけおきしてください。
ふきんは2枚以上用意し、洗い替えとしてローテーションしてください。
半乾きの状態で使用していると、いやな臭いが発生する原因となります。
毎日きちんと洗っていても、どうしても汚れの色が残ってしまいます。
そんな時は漂白剤をうまく使いましょう。
漂白剤は除菌することでもでき、大きく分けて「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」があります。
その違いや使い方は こちらの記事 を参考にしてください。
薬剤を使わずに除菌したい場合は、昔ながらの「煮洗い(煮沸消毒)」がおすすめです。
やり方は簡単!お鍋でぐつぐつふきんを煮るだけ!
除菌してあげることで臭いも気にならず、長く清潔に使えます。
熱に弱い素材を使用した物もあるので、材質をよく確認してください。
洗剤の特性をきちんと理解していれば手洗い・洗濯機どちらでもかまわないと思います。
これらの記事を暮らしの中でうまく活用してみてください。